GitHub ではコミットごとに ZIP ファイルが自動生成されます。このファイルは Dorothy2 のパッケージインストール機能で扱えないこともありませんが、プロジェクトから出力して圧縮した書庫ではないため不要なファイルまでインストールされるといったデメリットがあります。
そこで、ZIP ファイルをダウンロードしてインストールする専用のツールを作っています。
自分自身は使わないし、必要とされるツールなのかどうか分かりませんが、一応形にはなったので反応を伺うためにも紹介しておきます。
ただ、簡単にインストールできるということが教えてクンを呼び込むことに繋がったら困る……。
設定画面のメニュー→パッケージ→ネットインストールで起動。

リストボックスがありますが選択肢は一つしか無いので、そのまま「ダウンロード」をクリックします。

ZIP ファイルのダウンロード、展開、内容の解析が行われ、スクリプトの一覧が表示されます。
ファイルに問題がある(必要なファイルが含まれない)場合は、ここでエラーが表示されます。
同じファイル名のスクリプトがインストール済みならチェックボックスにチェックが入り、「インストール済」欄にバージョンが表示されます。「→」は同じバージョンがインストールされていることを示します。

コンテキストメニューもあります。
WinMerge (WinMergeU.exe) がインストールされていれば差分を表示できます。
インストールしたいスクリプトにチェックを入れて「インストール」をクリックします。
(なおチェックを外してもアンインストールはされません)
※「新しいバージョンをインストールする」という動作ではなく「チェックを入れたスクリプトをインストールする」という動作です。同じバージョンや、より新しいバージョンがインストール済みでもチェックを入れたスクリプトは必ずインストールが行われます。

ファイルのコピーが行われ結果がステータスバーに表示されます。
ドキュメントが UTF-8 の場合は Shift_JIS に変換してインストールします。
今は Shift_JIS でレポジトリにコミットしていますが、このツールの使用を前提としていいなら UTF-8 でのコミットに変更したいと考えています。

先ほどの画面で「詳細表示」ボタンをクリックするとログファイルが開きます。
copy …… 新規ファイルをコピーした。
update …… 既存ファイルに上書きした。
same …… 同一内容のファイルが存在した(コピー省略)。
skip …… ファイル内容は異なるが、バージョン番号が同一なのでコピーしなかった。
※program\*.dms のみ適用。
error …… コピー時にエラーが発生した。
終了時に、ウィンドウ位置などの設定が Dorothy2\user\netinst.ini
に保存されます。